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今なぜ漢方的発想が必要か

  先日テレビ番組で漢方が取り上げられていた。冷え性への対応が漢方薬や薬善によって紹介されました。冷え性にもいろいろ程度があります。また原因についても種々の要因があり、それぞれで対応が異なります。ところが冷え性を西洋医学的に診断できないところで現代医学は困っているのです。
  まず冷え性という考え方がない。従って診断も治療もない。患者さんは手足が冷える、腰が冷えると訴える。すると検査でも異常がないと、訴えそのものがおかしいのではないかと医者は考えてしまうのです。
  現代医学のルーツは死にそうな人を助けることにありました。戦争で怪我をしたり、伝染病で重症化したり、とにかく命を助けようということで発達してきたのです。重症な病気の場合、進んだ診断技術によって異常をみつけ治療し命を助けることができます。ところが冷えとか肩こりなど検査に異常はでないし、治療の仕様がないのです。
  漢方ではどうでしょうか。漢方もその時代の医学である以上命を助ける手段を持っておりますが、病気が進みすぎると多くの人が死んでしまうので、病気にならないための養生や自覚症状がでた時点で手を打つ、すなわち未病の段階での治療に力をいれたと思われます。それを『上工は未病を治す』とですが表現したのです。漢方では自覚症状があれば脈や腹、舌を診て治療に結びつけることができます。その点QOLを求める現代にあった医学といえます。
  冷えについてみれば冷えの程度と範囲が問題になります。手足の先がひえるのか、下肢全体、腰まで、腹も、さらには全身が冷えるのかによって処方も変わります。また冷えを惹き起こす要因についても確認します。職場環境、クーラーの使い方、運動の程度、食事や飲み物の内容などから生活指導をおこないます。

テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

プロフィール

仲原靖夫

Author:仲原靖夫
昭和51年広島大学卒業、中部病院で外科の研修を終え、八重山病院、アドベンチスト・メディカルセンター、ハートライフ病院、屋比久産婦人科小児科東洋医学センターで西洋医学と東洋医学を併用した診療を続けてきた。現在、『仲原漢方クリニック』(沖縄県那覇市牧志)院長。

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書籍の紹介

東洋医学の雑記帳

仲原漢方クリニック院長のドクター仲原が、1992年から2001年まで、週刊レキオに東洋医学、漢方関連の記事を掲載していたものをまとめた本です。現代西洋医学と東洋医学の病気の考え方の違いや漢方についてわかりやすく解説されています。 冷えの害、不定愁訴について、漢方で癌は治せるか、リウマチと漢方、肩こりについて、風邪について、偏頭痛、不眠、関節痛、自律神経失調症など。

定価:1,000円(税込価格)

発行:(株)週刊レキオ社
(株)週間レキオ社又は全国の書店および「当クリニック」にて販売中

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