『漢方雑感』コーナー開設に当たって

  昨年4月から仲原漢方クリニックの診療が始まった。 その時点では那覇で漢方診療を行っているということを皆さんに可能な限りお知らせすることが必要と考えた。 その一つの方法としてラジオの番組を通して漢方の病気の考え方について啓蒙的な内容を伝えてきた。
  その反響はゆっくりと伝わってきた。鼻炎についてお話した後には鼻炎の患者さんの相談が多かったり、 知人からラジオを聴いたとの声かけがあったり、ラジオを聴いて受診したいと思って出かけて来ましたといわれると、 少しは皆さんに関心を持っていただけたかなと無駄ではなかったことに安堵しております。 その内容は放送だけで終わらせるのは勿体ないのではないかという意見があり、 仲原漢方クリニックのホームページに連載することにしました。 約五分間にで話した内容を文章にまとめるのは思ったより大変で、診療以外に学会の準備や勉強会、 プライベートの課題をかかえながら月々文章を追加するのが遅れがちでありました。 当初より放送は昨年10月までと決めてありましたので、放送を終えた後は文章も止まってしまいました。 毎日漢方の診療をしているといろいろ新しい発見があり、自分の新しい工夫も出てきます。それらを皆さんの目に触れるようにしたいと考えて『漢方雑感』で再スタートすることにしました。
  『東洋医学の雑記帳』以来文章を書くに当たってこころがけてきたことは役に立つことを誰にでもわかりやすい文章にまとめることでありました。 これまでと同じスタンスで自分に見えたこと、理解したことを紹介したいと思います。 漢方をやってよかったと思うことは患者の症状をその人の生活背景から説明できることが多いということです。 そのなりたちが患者さんに理解されると一緒に病気の根本に迫ることができ、患者さんが自分でよくなる方向に生活を変えていけるのです。 そのようなことを目指して歩き出してみたいと思います。

テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

プロフィール

仲原靖夫

Author:仲原靖夫
昭和51年広島大学卒業、中部病院で外科の研修を終え、八重山病院、アドベンチスト・メディカルセンター、ハートライフ病院、屋比久産婦人科小児科東洋医学センターで西洋医学と東洋医学を併用した診療を続けてきた。現在、『仲原漢方クリニック』(沖縄県那覇市牧志)院長。

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書籍の紹介

東洋医学の雑記帳

仲原漢方クリニック院長のドクター仲原が、1992年から2001年まで、週刊レキオに東洋医学、漢方関連の記事を掲載していたものをまとめた本です。現代西洋医学と東洋医学の病気の考え方の違いや漢方についてわかりやすく解説されています。 冷えの害、不定愁訴について、漢方で癌は治せるか、リウマチと漢方、肩こりについて、風邪について、偏頭痛、不眠、関節痛、自律神経失調症など。

定価:1,000円(税込価格)

発行:(株)週刊レキオ社
(株)週間レキオ社又は全国の書店および「当クリニック」にて販売中

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