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病気の原因(2)

  若い女性の間に美意識の歪みからやせすぎであるのに、太ることを心配して減量を希望して、体がだるい、生理がないなどと訴える人が時々見える。テレビの女優やアニメの美の基準が架空のプロポーションを提供し、それを現実と受け取っているとしか思えない。美しくありたい事からくる太ることへの無意識の抵抗、しかし元気でありたい。健康な身長体重のバランスと意識のギャップをどう埋めるのか。やせすぎによる身体の働きの異常、こうなると病気の原因も単純でなくなってくる。根本的な意識の変革が必要となる。
  最近の大きな社会問題は過労である。中間管理職のオーバーワークによるうつ病が大量に発生し、企業の命運を左右するまでになっているとテレビで報じていた。背景には人件費を減らすために管理職への負担が集中し、優秀な人材がどんどん壊れていくということである。一方では低コストの単純労働者を増やすのでワーキングプアーで、部屋も借りられずネットカフェを泊まり歩く若者が多いというのである。企業の生き残りをかけたコストダウンのための効率化、社員の健康とのギャップをどうするのか。人体においてその部分である臓器の機能低下、不調が病気である。企業という生命体において従業員の健康は企業の健康のバロメーターとなる。職員の健康が損なわれる企業はそのときの収益が上がってもその将来の継続性において問題を抱えていることになる。さらに企業体という異なる次元で生命体として健康を考えなければならなくなってきている。そこまでくると個の医療、医学の範囲を超えてくるのである。
  高齢化の問題もある。年をとることは多かれ少なかれ身体機能の低下を伴う。尿が近くなる、新聞が読めない、耳が遠くなる、眠れない、足腰が痛くて弱って歩けない。年をとるということは血管が年をとり、骨に錆がたまり、関節の動きが制限され、自律神経や内分泌機能も衰えてくることによる。適切な食事と運動、毎日の体の手入れすなわち錆び落としが必要である。しかもそれは一生、死ぬまで続ける必要がある。また何よりも大事なことは生きる意欲である。あれもしたい、これもしたい、だから元気でなければならない、健康に気をつけようというようにならないと日々の健康管理に結びつきにくいことも大事なポイント。その意欲はその人の生き方にかかわってくる。
  健康を保つ合言葉『継続は力なり』である。結局生活習慣である。

テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

プロフィール

仲原靖夫

Author:仲原靖夫
昭和51年広島大学卒業、中部病院で外科の研修を終え、八重山病院、アドベンチスト・メディカルセンター、ハートライフ病院、屋比久産婦人科小児科東洋医学センターで西洋医学と東洋医学を併用した診療を続けてきた。現在、『仲原漢方クリニック』(沖縄県那覇市牧志)院長。

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東洋医学の雑記帳

仲原漢方クリニック院長のドクター仲原が、1992年から2001年まで、週刊レキオに東洋医学、漢方関連の記事を掲載していたものをまとめた本です。現代西洋医学と東洋医学の病気の考え方の違いや漢方についてわかりやすく解説されています。 冷えの害、不定愁訴について、漢方で癌は治せるか、リウマチと漢方、肩こりについて、風邪について、偏頭痛、不眠、関節痛、自律神経失調症など。

定価:1,000円(税込価格)

発行:(株)週刊レキオ社
(株)週間レキオ社又は全国の書店および「当クリニック」にて販売中

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